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がんを宣告され

相談者 : O弁護士
年齢 : 67歳 性別 : 女性
病状 : 末期乳がん

相談内容

名古屋在住の女性で結婚歴はなし、キャリアウーマンで仕事をされてきたようです。がんを宣告され、治療をされていましたが、体全体に転移が見られ、余命宣告されたのち、友人から本を進められ、岐阜市にある終末期治療をしている在宅医の先生と出会い残りの人生をゆだねられることになりました。そんな時に本人が亡くなったあとの永代供養までの支援をしてもらえる団体を探してみえました。医院長を通じ私どもの協力先である弁護士さんに相談があり、本人と何回か会うことで、身元保証を引き受ける経緯になりました。

現在までの経緯・支援内容

1. 本人からのヒヤリングにより、結婚歴はなく、子供もいませんが、兄が1人いる事が判りました。
まずは、エレベーターのないマンション4階からご遺体をどう下へ運ぶかの話しから始まり、昼間の場合は周りに判らないようどう配慮するか事前に本人に説明しました。葬儀は岐阜で希望され、火葬費が3倍ほどになるため、現住所を移すよう本人に話しましたが、そのままを希望されました。事前にお別れをするから葬儀はNPO法人だけで執り行うことを希望されましたが、本人と再度話し合いをして、当日お兄さん・姪・甥・友人が参列することになりました。前から共同通信社の記者が医院長の病院を取材してみえたため、新聞記事が連載されることになりました。
2. 安否確認 ・病院への連絡と本人様との面会を実施。
3. 葬送支援 ・事前に決めた、葬儀内容・納骨・永代供養を支援。
4. 契約終了 ・後日精算して、お兄様に会い精算と共に残りのお金を返金して正式に終了しました。

ホテル滞在中に病院緊急搬送される

相談者 : M病院 ソーシャルワーカー 様
年齢 : 65歳 性別 : 男性
病状 : すい臓がん

相談内容

ホテル滞在中に病院緊急搬送される。現状住まいがなく、1年間ほど転々とホテル住まいをしてみえたようで、病院に来た時には持ち物は財布と通帳だけでした。SWからは施設を探すのに身元保証が必要との事で、当NPO法人に依頼がありました。

現在までの経緯・支援内容

1. 戸籍確認と本人からのヒヤリングにより、離婚はされていましたが、息子が2人いる事が判りました。
・本人の希望で、亡くなっても家族には連絡しないでくれと言われていました。
・退院当日に病院より本人にすい臓がんが見つかり余命半年と告げられました。
契約後に、前の会社で従業員の保証人になっていたため、借金の督促状が届き、借金が発覚しましたが、協力先の弁護士と相談、協議した結果、時効が成立している事を確認しました。
2. 施設入居支援 ・施設見学へ同行
3. 生活支援 ・喫茶店やカラオケ・通院の同行支援 4. 緊急支援 ・介護施設より一報が入り30分後に到着しましたが、その後永眠。
5. 葬送支援 ・生前に葬儀内容の取決めをしました。費用は預り金の金額を決めて、契約を結びました。
・死亡診断書を確認して葬儀屋さんに連絡、火葬日時を決定しました。
・喪主代行にて葬儀をし納骨、永代供養を支援致しました。
6. 契約終了

自立支援に向けて

相談者 : F病院 ソーシャルワーカー 様
年齢 : 53歳 性別 : 男性
病状 : ウエルニッケ脳症(若年性認知症)

相談内容

アルコール中毒症状で病院へ緊急搬送される。治療によりウエルニッケ脳症の診断を受ける。後遺症により在宅復帰は困難となる。本人の意向により身元保証支援を受けながら、介護福祉施設への入居を検討したい。若年性認知症診断により要介護認定を受ける。後に障害手当の受給を視野に入れ支援を行ってほしい。退院までの時間がない中で、施設選定、各手続などの問題がいくつかありました。

現在までの経緯・支援内容

1. 戸籍確認と本人からのヒヤリングにより、お兄様がいることがわかる。
・連絡をとり協力を要請するが、関係を持ちたくないと拒否。本人に手持ち金が795円しかなかった為、話合いで10万円の援助金を預かることが出来た。また、身元保証契約に際し、お兄様から同意書にサインをいただくことができました。
2. 退院調整・入院費支払い代行 ・病院と交渉し、入院費を分割で12回払いにしていただきました。
3. 施設入居支援 ・施設見学へ同行 ・介護保険認定申請の手続きをしました。
4. 勤め先の退職手続 ・勤務先へ出向き、退職手続を代行(年金手帳・離職票・資格取得喪失連絡票)
・国民保険・国民年金への切り替え手続きと国民年金の免除手続きをしました。
5. 家財品処分 ・部屋中がゴミの山で、部屋に入った瞬間、悪臭がしました。
6. アパート退去手続き ・アパート解約手続き、滞納家賃を保証会社と交渉して10回払い支払いとしていただく。
・お仏壇は精抜き、お位牌の供養はお寺にお願いしました。後に知多半島のお寺さんに問合せましたが、まだ墓の所在はわかっていません。
・所有していた軽自動車の廃車手続きと税金滞納分も合わせて処理をしました。
7. 障害年金受給手続き ・本人と今後をどのように生活していきたいかを何度も話合いにより、障害年金を受給し、就労支援を受けながら社会へ出て働きたいとの意向を受ける。 ・保健所を通して精神障害手帳の取得 ・年金事務所への相談・受給申請代行手続き ・病院への受診同行 ・障害年金受給までの半年間まったく収入がないため生活保護課に相談の上、保護受給を受ける事になりました。
・障害年金受給決定後、就労B型に通い、本人が希望する就労移行ができるよう支援をしています。在宅復帰し、自立した生活ができるまで期待しています。