投稿者「宮本」のアーカイブ

家に戻りたい

犬山市在住のひだまりの和の会員男性の話です。

10月31日デイサービス利用中に脳出血で倒られて犬山中央病院に緊急搬送されて入院になりました。右半身麻痺、嚥下能力の低下、言語障害があり、原状回復のため現在リハビリ開始しましたが、本人のやる気を出すために私が病院に出向き、戻るためにはリハビリ頑張りましょうと話をしました。私が帰る時に言われたことが家に戻りたいという言葉でした。現実は厳しいく自宅に戻れないことを年内には本人に伝えなくてはなりません。来年1月中旬退院予定で、やることが山盛りです。借家の解約、家財処分、インフラの解約、役所での現住所の転出・転入届、担当ケアマネジャー変更、入居先の施設探しを進めなくてはなりません。本人の不安を解消して最後まで生活できるよう導いていくことが私たちの仕事です。その後の事は次回のブログで報告とします。

相談員 宮本 博

 

 

お葬式今昔

相談員の宮本です。
私たちの死後事務委任契約を締結している契約者の7割近くの
人が自分の宗派がわからないと言われます。核家族化が進み先祖代々受け継がれるはずのものが途切れているのが現状のようです。残念なことです。葬儀の事前見積りは当たり前になり、葬儀内容も簡素化して家族葬から1日葬、直葬といった
お金をかけない葬儀のやり方、身近に家族がいてもお寺さんを立てずにお経もあげない葬儀が2割程度あるのが現状です。
火葬場で担当者に聞いたところ火葬に一人できて、だれも収骨しない人が年間の1割程度いると聞いたときは、びっくりしました。また、お葬式は喪服で参列するのが常識と思っていましたが最近の葬儀で家族が参列して普段着Tシャツで参列され私もさすがに驚きました。過去2組ありました。今後葬儀のやり方が変化していくのを感じるこの頃です。

私事ですが、墓参りに行き大事なことに気づきました。家紋を間違えています。母親も気づかず15年が経ちましたお寺さんに確認したところ、大事に至らず安心しました。正直言って私も宮本家の家紋を知りませんでした。そんなもんですよと思いました。

断酒から8年過ぎて今の私

相談員の宮本と申します。

昨年私も定年退職を迎えましたが、相談員の仕事を継続することにしました。

今回のブログ内容の人は私の初めての契約者で、身元保証契約をして9年目を迎える59歳男性の話です。男性との最初の出会いはやつれた感じでしたが第一印象は若いと思いました。病室のベッドに座り窓越しに一点を見つめ、窓の外に人がいるといわれ見えないものが見えているんだと思いました。原因はウエルニツケ脳症からくるビタミンB1欠乏と記憶障害で、まさしく廃人のようでした。生活費も事欠くほどで、貧困状態で、唯一の親族お兄様からお金の援助を受け平成27年契約の運びになりました。ゴミ屋敷のようなアパートの家財処分・退去手続き・勤務先の退職届・車の廃車届・公共料金解約・施設探して入居させました。傷病手当をもらいながら生活保護申請をして生活が少しづつ改善されていきました。平成29年には障害者グループホームに転居して病院に通い診断書を添えて障害年金を受給できるように年金事務所で手続きをして、次のステツプのため準備をしました。令和元年には次のグループホームに移り社会復帰ができるよう次の専門職につなげることができました。B型就労から始め、令和2年には一般就労を希望され、2回目の面接で一部上場の企業に入社が決まりました。入社して社員とのお付き合いで、やめていたお酒を飲酒するようになったそうです。100万以上あったお金もギャンブル等で使い果たしていました。将来必要なお金をなくしたことで話し合いをするあり様でした。平成4年には胃がんが見つかり胃の全摘出する手術をしました。お酒も隠れてうそをついて飲むようになり、現在は断酒のため通院してもらっています。もう一度チャンスを与え、頑張らせています。これからも本人との根競べです。依存症は本人だけの力では立ち直りが難しいことを実感しています。現在の会社に復帰はがんの術後の回復が良くなく退職となりましたが今はグループホームのB型就労でやり直しです。今後の報告をおたのしみしてください。

これからも独居方・親族と疎遠になっている人を家族の代わりにお手伝いして最後まで支えていきます。

 

 

ブログ デビューしました。 63歳相談員 ヒロシ

今回、お仕事の高齢者支援をやりながら、私がまだできていないことを披露したいと思います。

断捨離は今年1月、母親85歳と同居するため、家財処分をしてマンションに入居した際、整理ができました。

私の家族構成は私と母親、娘が二人です。父親が15年前に逝去したとき、何も考えず葬儀屋さんの言われるがまま墓を建立しましたが、冷静に考えると私が亡くなると墓守する人がいなくなります。無駄なお金を使いました。反省🐵

今更、墓仕舞いしなくてはならない状況に陥りました。次のタイミングで墓仕舞いをして私の家族に迷惑をかけないようにすることが大事だと思います。だからこそエンディングノートを作成して自分の最後を演出したい。

老後のため早いうちにやるべきこと!

お元気なうちに老人ホーム探し・家族会議をしておく・生活費に不安があれば行政の無料相談に・年金暮らしになったら助成制度の相談へ・年間の生活費・月間の生活費を算出する・生命保険の変更手続きも検討してエンディングノートに書き留めるをお勧めします。